元警察官ケイの警察ブログ

市民側からはわからない警察官の本当の姿を伝えるブログ

警察官になりたい人はどうしたらいいのか その①

警察官を約9年勤めて退職した元警察官です

 

今回の記事では

警察官になりたいと思ったらどうしたらなれるのか

そのために必要な情報をまとめていきます

まだ警察官を目指すことを決めていないけど興味があるという人も、警察官試験を目指すことを決めている人にとってもまずは知っておくべき内容です。

なおこの記事での「警察官」は地方公務員警察官のことで、いわゆるキャリアと言われる国家公務員(警察庁)の警察官ではありません

 

1、警察官になるための試験は各都道府県警察ごとに行われる

警察官になるための警察官採用試験は各都道府県警察ごとに行われています

そのためまずは

①どこの都道府県警察の警察官になりたいかを決める

②その都道府県警察が行っている採用試験を受けて合格する

③警察官として採用されることが決定→採用と同時に警察学校に入る 警察官人生のスタート

となります。

 

2、警察官採用試験の日程

試験日程

4〜5月頃出願受付、

6月頃一次試験(学力・小論文など)

7月頃二次試験(面接、体力試験など)

8月頃最終合格発表

という日程が多いです。(各都道府県警察によって違いがあります)

 

また年間で2回試験を実施している都道府県警もあります

詳しくは各都道府県警察のホームページで確認しましょう

出願書類は、最寄りの交番でも警察署でももらえます。

 

3、試験内容

ほとんどの都道府県で二次試験まであり、さらにその後に健康診断や身上調査などがあり、それで問題なければ正式採用内定、警察官になることができます。

一次試験:学力試験、小論文

↓合格

二次試験:面接、適性検査、体力検査など

↓合格

健康診断や身上調査

問題なければ正式に合格⇨警察官として採用→警察官として警察学校に入校

 

これが合格までの流れです。

警視庁はこれに加えて漢字試験もあるなど、都道府県によって若干の違いはあります。

 

学力試験はどんな問題が出題されるのか、面接ではどんなことを聞かれるのか

試験の詳細はこちら⇩

motopolikei.hatenablog.com

 

4、大卒コースと高卒コース

警察官採用試験には、高卒コース大卒コースの試験があります

都道府県警によっては警察官AとかBとか表記されていることころもあります

 

そのため警察官になるには、高校は卒業していないとなれないということです。

義務教育は中学校までですが、中卒では受験できないんですね。

 

高卒コースと大卒コース何がちがうの?どっちがいいの?

1)給料がちがう

  大卒コースの方が初任給は高い

どれくらいちがうのかは各都道府県警察によって異なります。

ただし、そこまで大きなちがいはありません。

毎月の給料で、2万円も変わらないでしょう

ボーナスを入れても、年収にして50万円も変わらないでしょう。

給料が多いから大卒で警察官になろうという考えはすべきではありません。

お金のことだけを考えるなら、高い学費払って大学行くよりは、その分4年早く警察官になって、階級を上げて高い給料もらった方が得です

 

 2)警察学校の入校期間がちがう

警察官採用試験に合格して晴れて警察官になると、必ず最初に警察学校に入校します。

詳細はこちら⇩

motopolikei.hatenablog.com

 

この入校期間が、高卒コースの方が長いのです

高卒コースは10か月

大卒コースは6か月です

つまり4か月の差があります。

 

私としては4か月は大きな差だと思います

何しろ警察学校での生活はストレスが多かったですから。

私は大卒コースだったので6か月でしたが、もう充分でしたね

あれにさらに4か月なんて私には無理です

辞めてたかもしれません

高卒コースでならなくて本当によかったって思いました

でも、これは私個人の感想です

警察学校の生活が私ほどイヤに思わない人もいるだろうし、多くの方が毎年10か月の期間を終えて警察署デビューしています

警察学校の生活が実態を詳細に知りたい方はこちら↓

警察学校についてどこよりもわかるまとめ有料記事

マジで知っておかないと後悔することになるかもしれませんよ

 

3)学力試験の難易度がちがう

学力試験で出題される問題の難易度が大卒コースの方が難しいです

どれくらいちがうかは過去問を見て下さい

 


 


 

 

二次試験の面接や適性検査では、難易度が変わるということはありません

 

 

以上がどうやったら警察官になることができるのかという概要です

 

本気で考えている人は、まずは地元の県警のホームページの採用ページを見てみることから始めてみて下さい