元警察官ケイの警察ブログ

市民側からはわからない警察官の本当の姿を伝えるブログ

私が一緒に仕事をした中で最強に仕事できる女性警察官

私がまだ20代半ばの新人のころです。

その交番には女性警察官が一人いました。

年齢は私の2つ上くらいでしたから、彼女も年齢的には若いです

細身で長髪でメイクもしっかりしていてきれいな人でした。

しかし年齢的には私と同じくらいでも、警察官としての経験には大きな差がありました。

この女性警察官、本当に仕事ができる。

私のその後の仕事の仕方に大きな影響を与えた優秀な人でした

続きを読む

警察官の年齢と階級の関係は4つのタイプがある。50代でも巡査長の人、30代で警部の人

すべての警察官には必ず階級があります

一番下が「巡査」から始まり、上がっていくと警部補警部警視など

階級を上げるには、内部で行われる「昇任試験」に合格することが必要です。

試験内容は暗記力を問う記述問題や面接・実技など

 

階級がどれくらいのペースで上がっていくかは、個人によってまったくちがいます

一発合格を続け、若くしてどんどん上がっていく人もいます。30歳代で警部まで上がったら超スピード出世ペース

逆に50歳代でも、一度も昇任試験に合格したことがなくて巡査(巡査長)の人もいます

私が見てきた中で、この「年齢と階級」については、4つのタイプの人たちがいましたので、それを紹介します

続きを読む

「警視長」「警視庁」「警察庁」のちがい

今回は似ているけど全然ちがう「警視長」「警視庁」「警察庁」のちがいについて解説します

警視長は階級の名称なので人を指します

警視庁と警察庁は組織の名称です

 

前回記事の階級の名称で出てきたのは「警視(けいしちょう)」でした。読み方は同じ「けいしちょう」です。最後の一文字だけ「庁」と「長」がちがう。

警視庁とは東京都の警察のことです。東京都以外は、神奈川県警とか大阪府警とか、都道府県の名前がそのままなのに、東京だけは、東京都警とは言わずに「警視庁」と言います。

警視庁と警察庁



理由まで知りたい人は、歴史的なことを調べてみるとわかります

 

「警視庁」と似てるのが「警庁」

「視」と「察」の一文字ちがい。

警察庁は、全都道府県警察の上にある全国の警察を統括する国家機関です。
文科省とか総務省とか、ああいう国家省庁です。

警察庁と各都道府県警察は上下関係

庁とその他の都道府県警察は横の関係です

もっと詳しく知りたい方は⇒警察庁ホームページ

警察庁の職員は、国家公務員試験で公務員になった人たちです

その中には、「警察官」の身分の人もいるし、警察官ではない人たちもいます

警察官身分になった人には、地方公務員の警察官と同じように階級がつきます。

 

キャリア警察官とか、ノンキャリアとか言うのは、警察庁の職員がキャリア、各都道府県警の警察官がノンキャリアです

国家試験から警察庁に入った人たちは、階級も確かいきなり警部補から始まって、あっという間に警視正とかまで昇任します

こういう人たちが、各都道府県警察の本部長とか、警察大学校の学校長となかになったりします

おそらく、現場のことはほとんど知らないでしょう

死体さわったりとかは全然できないと思います

研修で数回見る程度じゃないでしょうか

 

ちなみに、警察官の階級の最上位である警視総監という階級。

この階級はおそらく全国で一人しかいません

警視庁のトップになる人です。

警視庁は都道府県警察の中のひとつに過ぎないのですが、なぜかこういう形式的なところで少し違ったりします

確かに警視庁は予算と人数は別格で大規模ですが、警察官の能力や質は他の都道府県警察と何ら変わりません。

機動隊の強さでいったら警視庁の機動隊より強いであろうと言われている都道府県警察もあるし、他の都道府県警には指紋採取技術を開発した都道府県警なんかもあったりします。

都道府県警によってそれぞれ強みがあります

なんでもかんでも警視庁が一番というわけではありません

予算と警察官の数はダントツで一番です

でも、警察官の給料が一番いいのは警視庁ではないらしいです

これは私は聞いた時驚きました

一番の都道府県は意外でした。

 

ということで

警視長、警視庁、警察庁

なんだか似てますが、全然ちがうものなのです。

 

警察官の階級とは何かがわかる記事

警察官を約10年務めて退職した元警察官のケイです

Twitterはこちら→元警察官ケイのツイッター

今回は、警察官の階級についてご紹介します

すべての警察官には一人ひとり必ず階級が付けられます

君はこの人より下でこの人より上だよ、という序列の上下関係です

どんな階級がいくつあるのか

階級がちがうと何がちがうのか

階級はどやったら上がるのか

階級は必ず上がった方がいいのか

などについてご紹介します

警察官階級
続きを読む

交番勤務中に38℃の発熱。その時上司や先輩は・・

警察学校を卒業して、交番勤務1か月目の頃。

勤務中に38℃の熱が出てしまったことがありました

その時、交番にいた上司や先輩達がしてくれた予想外の優しさに感動したことありました

 

警察官の優しさ
続きを読む

公務員にこれを言う人間は負け犬人生歩んでること確定というお決まりセリフ

駅前交番は、警察の仕事の中でももっとも多くの市民と接する機会の多い仕事

そのため、市民からいいこともくだらないこともたくさん言われる

公務員といえば
「リストラや倒産がないから安定している」
「結婚したい相手の職業人気No1」
「こどもが将来なりたい職業」

このように公務員だから言われることはいろいろありますが、惨めな負け犬人生の人たちが公務員に言うお決まり二大文句があります

交番勤務していると何度も言われる言葉で、その人達は例外なく惨めで負け犬人生でした

そのお決まりセリフを紹介していきます

続きを読む

駐車違反を繰り返す違反者。その理由を聞いて驚いた。まさかそんな考えをする人がいるとは

交番勤務の時、駅前の繁華街で30歳くらいの女性を駐車違反で取り締まり、青切符で処理した

確認すると、その女性は駐車違反で取り締まりを受けるのはすでに数回目だった。

反則金だけで4~5万円以上払っていることになる

「こんなに反則金払ってるのになぜ改めないんですか?」

と聞いた。

返ってきた言葉に驚き、呆れ、「こんな意識で路上駐車繰り返すドライバーがいるのか」と本気で憤ってしまった

続きを読む