元警察官ケイの警察ブログ

市民側からはわからない警察官の本当の姿を伝えるブログ

警察官になるのに柔道・剣道の経験はなくても全然大丈夫です

これから警察官になろうという人の中には、柔道・剣道の経験がないとやっていけないのだろうか、と不安になる人が多いようです

実際どうなのか

経験がないことで不利益を受けたり、経験があることでアドバンテージがあったりするのか

そんな不安や疑問に答えます

警察官柔道剣道経験

結論から言うと

経験がなくてもまったく大丈夫です

私はまったく未経験でした

さらに同期生の8割も未経験でした。経験者が少数です

私の同期生でいうと、クラス35人の中で、柔道の経験者が二人、剣道の経験者が二人。この程度でした

つまり、8割が未経験で、経験者の方が少数です

 

だから、未経験だからと心配する必要はまったくありません

 

話のついでに、柔道と剣道どちらを選んだ方がいいのか

どっちでもいいと思います。

私は柔道を選びましたが、その理由は剣道だと防具とか道具類の価格が高くて金がかかったからです

 

それだけです

まったく未経験だったので、どっちがおもしろそうとかもまったくわからない。

柔道をやってみたくなる名作マンガはよんだことはありました⇩

 


 

この漫画は、柔道のスラムダンク版といえるほどの名作漫画です

私でも柔道やってみたくなりました

 

このマンガを読んだときは「柔道っておもしろそう!」と思ったことはありました
小学生の時ですが

警察学校で柔剣道選択する時は、初めの費用でしか考えませんでした

柔道だと柔道着だけなので確か数千円

 

剣道だと、あの兜?面?とか、鎧?胸当て?胴? とか、確か1~2万円は最低でも掛かる

 

もう一つの理由が、夏の蒸れ

中学高校の時、夏になると剣道場や剣道部の部室から激臭がしているのは知っていました

それも嫌だったので、柔道を選択しました

でも、競技としては剣道の方がやってみたかったですね

 

実戦現場で役に立つのは柔道・剣道どっちか

何をしてくるかわからない凶悪犯と対峙しなければいけない時

柔道と剣道、どちらをやっていた方が強いのか、または役に立つのはどっちか。

どっちが強いかは意見がわかれると思います。

しかし、怪我をすることがが多いのは柔道の方、と言う人が圧倒的に多いです

 

なぜ柔道の方が怪我をすることが多いのか

以下は、警察学校の柔道教官(七段の猛者)の話

柔道ができる人は組みにいく。組んで投げたり押さえつけようとする。

しかし実戦現場は柔道ルールなんて関係ない。相手も柔道してくれるわけじゃない。

刃物で刺してきたり、殴ってきたり、噛みついてきたりする

だからすぐに組みつこうとする柔道の方が怪我を負うことが多いらしいです。

 

その点剣道は、まず間合いを取れる。

いきなりの凶器や殴打による攻撃の一撃をかわすのがうまい。

刃物などへの防御も巧みにできる

例え自分が警棒や竹刀を持っていなくても、その感覚を持っているだけで実戦では怪我を防ぎやすいのかもしれません

私は剣道やったことないのでわかりませんが。

 

あの大荷物と蒸れ蒸れがなければ剣道の方をやってみたかったですね

 

警察官になると柔道や剣道が弱いのは許されない?

私は柔道でしたが、一応全員初段は取らされます

しかし、せいぜい受け身を覚えた程度です

まぁあまり詳しく書きませんが、柔道が一向に強くなれなくても全然問題ありません

逮捕術という実戦向きの訓練もありますので。

だから、警察官になったら柔道剣道が強くならないといけないということでもないです

 

ということで、柔道剣道の経験がなくてもまったく心配する必要はないということです。

経験者・有段者は採用試験で加点要素になるみたいですよ。