元警察官ケイの警察ブログ

市民側からはわからない警察官の本当の姿を伝えるブログ

凶悪犯罪者が情報提供の見返りに要求してきたのは歯医者

刑事課勤務の時、刑務所で服役中の凶悪犯罪者に、別事件のことで聴取に行くことになった

その凶悪犯は、情報提供の見返りにあることを要求してきた

それはお金でも女でもタバコでもなく、歯医者だった

私はこの時のことがきっかけで、自分の虫歯予防に対する意識が大きく変わったので、今回はその話を紹介します


 

 

 

ある事件を捜査していたところ、刑務所に服役中の凶悪犯が重要な関係者であることが判明した

これまでに何件も犯罪を犯して捕まっている凶悪犯だった。

 

私ともう一人、50歳になるベテラン警部補と二人で、話を聞きに行くために刑務所に行った。

 

刑務所で話を聞くのは私は初めてだった

 

そいつは40歳前後の男でダミ声

刑務所に入る前は覚醒剤や酒でトラブルをよく起こしていた

 

話を始めてすぐに気がついたのが、歯がボロボロだったこと

前歯も数本ないため、口を開けるたびにそれが目立つ

残っている歯も黄ばんでいたりして、汚らしかった

 

私たちが情報について聞くと、男はすぐに見返りを要求してきた

 

「刑事さんたち、その情報を教えて欲しかったら、おれの頼みを聞いてくれ

歯医者だ。すぐに歯医者に行けるように刑務所に頼んでくれ

ずっと歯が痛くてたまらねー。毎日苦しい。

刑務所には頼んであるが、順番待ちでまだ数ヶ月先だと言われている。それをなんとかしてくれたら、なんでもしゃべってやるよ」

 

そうか

虫歯というのは、凶悪犯でさえも、泣きつきたくなるほどつらいものなのか

 

自分は絶対こうならないように歯を大切にしよう

 

人間は苦痛を予防することにはお金をかけなくて、苦痛を感じてからあわてて本気で取り組む

虫歯予防にはお金を使わないのに、虫歯になって苦痛になったらお金をかける

犯罪予防も同じ。防犯にはお金をかけない、自分は大丈夫だろうと思っている。被害に遭ってから、ドライブレコーダーをつけたり、防犯ガラスにかえたりする

 

でも、それだったら予防にお金も時間もかけておいた方が絶対にいい

 

私は今では歯を守るためにはお金も時間もかけている

それは子どもにもすごく伝えている

 

歯の価値はすべて合わせると3000万円とも言われる。家一軒と並ぶほどの価値だ

歳をとって歯がなくて美味しいものが食べられないなんて、絶対にそうはなりたくない

 

電動歯ブラシは高くてもいいものを使っている

↓これは買う時は高くて迷ったけど、今は買って大正解だったと大満足している


 

手磨きよりきれいになるし、しかも歯磨きの時間が短くなる。

子どもも歯が生え変わってからはこれを使わせている

 

価格は高かったけど、虫歯になってから歯医者に通うことにお金をかけるよりは有効な出費だ

これで虫歯が防げるなら、むしろ安い

 

警察学校に入る人もぜひこれを持っていくべきだ

 

充電式だから乾電池などいらない

ガラスのコップが充電台になるので、使い終わったらコップに立てかけておけば勝手に充電される

一度買ってしまえば長く使える

私はすでに5年使っている

安い電動歯ブラシを買って、一年で使えなくなったり、電動なのに磨き効果が低かったりするものだったら意味がない

その点、このソニケアなら間違いないと勧められる

 

ということで、私の虫歯予防への意識が高まったのは凶悪犯のおかげだった