元警察官ケイの警察ブログ

市民側からはわからない警察官の本当の姿を伝えるブログ

警察学校から警察官人生のスタート

警察学校に入校すると、私のそれまでの生活は一変した

 

外出できない収容生活

携帯電話も使えない

同棲していた彼女とは、唯一公衆電話で会話するだけになった

 

彼女とは3ヶ月で別れ、私だけでなく同期生の多くが(男性も女性も)別れていた

 

勉強や訓練はそんなにきついレベルではなかった

運動部だった人ならなんてことない

ただ、柔道未経験の私には柔道の時間は苦痛だった

 

それよりもストレスになるのが、理不尽で意味不明な規則だ

 

携帯電話は教官に没収され、平日は警察学校から出ることも許されない

週末は外泊で帰宅できるが、当番などが当たると帰れないこともある

 

こういった規則が最大のストレスだった

 

途中で辞める者はそんなに多くはなく、最初の1ヶ月で二人、その後卒業するまでに一人、クラス全員が35人程度だったため、1割程度だった

女性は誰も辞めなかった

 

ただ、理不尽な規則を除けば警察学校は決して悪い場所ではない

勉強してるだけで給料がもらえるし、もう一度学生時代に戻ったような瞬間を味わえる

規則や教官が理不尽な分、同期生との仲間意識は強くなる

きつい課題や訓練などを一緒に乗り越えて喜ぶなど、とても良い思い出もできる

当時はストレスは多かったが、今振り返ると警察学校という時間は人生でとてもいい時期だった

卒業式は多くの警察学校生が涙する

自分はまったくそんな気持ちにはならないだろうと思っていたが、自分でも驚くほど泣けてしまった

警察学校のもっと詳しい話はこちらで30記事以上で紹介しています⇩

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こうして6ヶ月の警察学校が終わると、いよいよ警察署に配属となり、実戦の現場に出ることになる

私が配属になったのは、県内の筆頭署で、県庁所在地の場所を管轄する大規模署だった

警察学校

 

次回からはどうやったら警察官になれるのか、どうやったら試験に合格できるのか

といった、警察官になりたい人のための記事を更新していきます